2025 Most Valuable Player (MVP)は今年もあの2人!
11月13日に今季のMVPが発表された。BBWAA所属の記者30人が1位〜5位まで選手を選び、1位票が7ポイント、2位票が4ポイント、3位票が3ポイント、4位票が2ポイント、5位票が1ポイントとなり、合計ポイントが最も高い選手が最高の個人賞となるMVPの受賞者となります。投票はレギュラーシーズン終了後、ポストシーズン前に行う。今季もア・リーグはヤンキースのAaron Judge、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平が選出された。この二人は同日に発表された最も優れた打者に与えられるハンク・アーロン賞も受賞しました。
キャプテンJudge連続&3回目MVP選出
30名の投票者のうち17名から 1位票を獲得し、13名から2位票を獲得し、合計355ポイントを取得した。対し、Cal Raleigh (マリナーズ)が13名から 1位票を獲得し、17名から2位票を獲得し、335ポイントで2位と僅差で大接戦をJudgeが制した。
Judgeは昨年に続きこの栄冠を手にした。彼は現役最強バッターかつチームを引っ張っていく最高のリーダーと言えるだろう。昨年は58HR、144打点、1.159 OPSと歴史的なシーズンを送り、満票の選出であった。今季は、捕手として初めて60HRを打ったRaleighとの接戦であったが、この歴史的な記録に対してもJudgeの方が多くの記録を作った。152試合に出場して打率.331、53本塁打、打点114、得点137、出塁率.457、長打率.688、OPS1.145を記録。打率、出塁率、長打率、OPS、出塁数(310)、申告敬遠(36)、そして走攻守の貢献度を示すfWAR(10.1)でMLBトップの成績を収めた。また、ア・リーグでは、得点、四球(124)、長打(85)、塁打数(372)でトップの成績を収めた。ヤンキースを除く29球団より多い36申告敬遠を1人で記録した。首位打者と50本塁打を達成したのは歴代3人目で、201cm史上最長身の首位打者になった。無駄のないバッティングに対して、守備も申し分ない。軽く投げるようにみえる外野からの返球はとてつもないレーザービームで、ホームランキャッチも難なくこなす。
今年のポストシーズン成績も輝かしいものだった。印象的な試合はブルージェイズとの崖っぷち試合で、6-3のビハインドの中1.2塁のチャンスで、160キロ内角高めのボール球だったストレートを捉え、レフトポール直撃の同点3ランを打った。この試合には勝つことができたが、ヤンキースはディビジョンシリーズで負けてしまった。ジャッジの時代でチャンピオンシップになるのがみたいです!
大谷またしても満票での選出
30名の投票者から 1位票を獲得し、合計420ポイントを取得した。Kyle Schwarber (フィリーズ)が本塁打と打点の2冠に輝いたが、260ポイントで2位だった。
大谷は3年連続、通算4回目のMVP受賞。彼は二刀流に今季復帰し、打者でも投手でも素晴らしい成績を残した。158試合に出場して打率.282、55本塁打、打点102、得点146、盗塁 20、出塁率.392、長打率.622、OPS1.014、fWAR 9.4を記録。投手としては、6月に復帰してから47イニングを投げ、防御率 2.87、62奪三振、WHIP 1.04、11.87 K/9を記録した。DHをしながらも投手復帰をし、二刀流で頂点に立った。同日発表された、最高のDHに与えられるエドガー・マルティネス賞も受賞した。ナ・リーグでは、OPSがトップ、キャリア最多の本塁打はSchwarber(56)に次ぐ2位だった。
今年のポストシーズンでは、ブルワーズとの試合で1番・投手兼指名打者で出場し、3ホームラン、7回途中無失点だった。やはり彼はユニコーンであった。


