登場曲(Walk-Up Songs)










登場曲(Walk-Up Songs)

ー登場曲で盛り上がる、もうひとつのエンタメー

メジャーリーグでは、打者一人ひとりに登場曲(Walk-Up Song)があります。選手がバッターボックスに立つ瞬間に流れるこの曲は、選手の個性やファンとの一体感を演出する重要な要素。中には観客が一緒に歌って盛り上がる曲もあり、知らないと損するほどの楽しみポイントです。
ここでは、一緒に歌って盛り上がること間違いなしの曲を紹介します。

1. Bryson Stott(Phillies)
 「AOK – Tai Verdes」
テンポのいいギターが特徴のこの曲は、MLBで最もファンの合唱が盛り上がる登場曲の一つです。音楽が止まっても観客が歌い続けるほどの人気ぶり。Stott選手自身も好きな曲を登場曲にしたところファンがみんな歌ってくれて最高だとインタビューで語ってました。
2023年のポストシーズンでは、45000人の観客が熱唱した直後に自身初のグランドスラムを放ち、球場は大歓声に包まれました。シティゼンズ・バンク・パークでの観戦する際は、ぜひサビを覚えて一緒に歌ってみましょう。

2. Gunnar Henderson(Orioles)
 「The Sweet Escape – Gwen Stefani ft. Akon」
ポップでキャッチ―なメロディが印象的なこの曲は、オリオールズファンの間でも大人気。特に曲冒頭の「Woo hoo, yee hoo!」の掛け声は、ファン全員で大合唱するお約束の瞬間です。
マイナー時代とは違う曲を使用しており、ファンがもっと盛り上がれるような曲にしたくて兄と一緒に選んだそう。チームの主砲でもある選手なのでより盛り上がります!カムデン・ヤーズでの観戦では、ぜひ一緒に盛り上がってみてください。

3. Francisco Lindor(Mets)
 「My Girl – The Temptations」
時代を超えて愛されている名曲。Lindor選手の登場とともに観客が立ち上がり、合唱を始めます。曲は「I’ve got the month of May」まで流れますが、その先の「I guess you’d say What can make me feel this way? My girl」まで声を合わせて歌いきるのがファンの定番です。少し難易度は高いですが、シティ・フィールドでこの瞬間を共有できたら、一生忘れられない思い出になります。

< 番外編(引退選手)>
・Anthony Rizzo(元Cubs)
 「Intoxicated – Martin Alveig & Good Times Ahead」
2025年に引退を表明をしたRizzo選手の登場曲は、カブスファンの定番ソングとして愛されてきました。クラップとダンスで盛り上がるこの曲は、彼の代名詞のような存在。2024年にヤンキースとして古巣・カブス戦に出場した際には、球場がこの曲を流して迎え入れ、観客は総立ちで拍手を送りました。また、ダルビッシュ有選手も敬意を込めてカブスから移籍後の初対戦では自身の登場曲に同曲を使用したことがあります。

・Charlie Blackmon(元Rockies)
 「Your Love – The Outfield」
2024年に引退したBlackmon選手の登場曲は、ロッキー―ズファンにとって特別な応援ソング。曲の「I just wanna use your love tonight」まで流れ、ファンは最後の”tonight”を大声で叫ぶのが恒例となっていました。今でも恋しく思うロッキーズファンがたくさんいるようです。

 

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