Cease, Helsley, Williams投手陣の大型契約が!
今週は大型契約が出ました!12/02までの動きをここで紹介します。
ブルージェイズがDylan Ceaseと7年2.1億ドルの超大型契約合意!
トロント・ブルージェイズが、FA市場の目玉だったDylan Cease投手(元パドレス)と、なんと7年総額2億1000万ドルの超大型契約で合意した。ワールドシリーズ制覇にあと一歩まで迫った2025年シーズンを経て、ブルージェイズはこのオフ、本気で世界一を目指すという強いメッセージをこの契約で示したと言えるでしょう!
現在29歳のCeaseは、メジャーでも屈指の奪三振マシンとして知られています。剛速球とキレのあるスライダーを武器に、2021年から5年連続で30試合以上の先発登板、そして200奪三振以上を記録しているのはメジャーで彼ただ一人。現役で5シーズン以上200奪三振をしているのは他にChris Sale、Max Scherzer、Verlanderと球界レジェンドばっかり。安定感とスタミナは、ア・リーグ東地区という激戦区を戦い抜くブルージェイズのローテーションには不可欠な要素です。来シーズン、トロントでの活躍が今から楽しみで仕方ありませんね!
オリオールズ、最強の守護神を獲得!Ryan Helsleyと2年2800万ドルの契約合意!
2025シーズンボルチモア・オリオールズが、このオフ、勝負に出ました!MLB屈指のクローザー、Ryan Helsley投手(元メッツ)と2年総額2800万ドルの契約で合意した。この契約には、選手側が選択できる2027年のプレイヤー・オプションが含まれているとのことです。
オリオールズの守護神Felix Bautista投手は2025シーズンの8月に肩の手術を受け、2026シーズンはほとんど欠場することが予想されています。絶対的なクローザー不在という最大の懸念事項を抱えていたオリオールズは、Helsleyを迎えることを決意しました。2024年にはリーグ最多の49セーブを記録し、最優秀救援投手賞を受賞。平均で約160km/hを超える剛速球と、縦に鋭く落ちるスライダーで、相手を翻弄します。来シーズン、オリオールズでの活躍を期待してまたプレイオフに出れるチームになるといいですね。
Devin Williams、ヤンキースからメッツへ!3年5000万ドル超の大型契約でブルペン再建の鍵に!
ヤンキースでプレーした剛腕リリーバー、Devin Williams投手が、なんとニューヨーク・メッツと3年総額5000万ドルを超える大型契約で合意した。この契約は、2025年シーズンに不安定だったメッツのブルペンを立て直し、まずはプレイオフを目指すための「ハイ・リスク、ハイ・リターン」な補強と言えるでしょう。
Williams投手と言えば、メジャーでも屈指の魔球「エアベンダー」という名のチェンジアップの使い手として知られています。過去に新人王や2度の最優秀救援投手を取っています。2025年シーズンにヤンキースへトレードで移籍してからは、制球に苦しみ、キャリアワーストとなる防御率4.79を記録。シーズン途中でクローザーの座を失うなど、期待された活躍はできませんでした。ですが、ポストシーズンでは信頼を取り戻すピッチングを見せたので、来シーズンの復活劇に期待しましょう!
今週のトレードは大きな動きが見られました。FAの先発投手市場でCeaseのような長期かつ高額な契約は、ほかの先発投手が契約交渉をする上での基準になります。Ceaseが直近2年間で残したfWAR8.1はFAの先発投手の中でトップですが、30歳となるCeaseが7年契約を得たことで、Framber Valdez、Michael King、今井達也まどにも大型契約が期待できる。また、クローザーの契約も2つ出たことでFA市場に出ているEdwin Díaz投手の動きも注目が集まる。今後のFA市場も楽しみだ。


