【死闘!延長18回】ワールドシリーズ第3戦!大谷翔平の伝説的な活躍とドジャースの劇的サヨナラ勝ち!
ロサンゼルスの夜空の下、野球の歴史に深く刻まれるであろう一戦が行われました。ドジャースタジアムで行われたワールドシリーズ第3戦、ドジャース対ブルージェイズの一戦は、なんと延長18回、6時間を超える死闘に!
シリーズ1勝1敗で迎えたこの一戦。先に勝ち越したい両チームの執念がぶつかり合い、まさにワールドシリーズにふさわしい激戦となりました。
試合開始前からドジャースタジアムは特別な空気に包まれました。国歌斉唱はカントリー界のスター、Brad Paisley。そして、始球式には元ドジャースの英雄、野茂英雄投手が登板。
※豆知識:Brad Paisleyが国家を歌った試合は長い
2017年 ワールドシリーズ 第2戦 11イニング
2018年 ワールドシリーズ 第3戦 18イニング
2024年 ワールドシリーズ 第1戦 10イニング
2025年 ワールドシリーズ 第3戦 18 イニング
この試合はドジャースの先制にはじまり、ブルージェイズが逆転。そして、7回にドジャースが追いついたことで試合は振り出しに戻ります。試合は一気に硬直。5-5のまま、延長戦は長く長く続きました。延長戦に入り、普段は7回に歌われる「Take me out to the Ballgame」がなんと14回にもう一度流れました。5時間半の長丁場にもかかわらず、観客はその熱狂的な試合に呼応するように、ホームチームを応援する以上に大きな声で熱唱。球場全体が一体となった夜でした。

両チームはブルペンを使い切り、ついには翌日の予告先発であるShane Bieber投手や、2日前に完投した山本由伸選手までもがブルペンで準備を始めるという極限状態に。そして迎えた18回裏、先頭打者のFreddie Freeman選手が、センターの深いところへ劇的なサヨナラホームラン!ドジャースがこの大激戦を制し、シリーズを2勝1敗とリードしました。
<記録づくめの一戦と光る守備>
この試合は多くの記録が生まれました。
・登板投手:両チーム合わせてなんと19人がマウンドへ。互いのベンチがほとんど空になるほどの総力戦でした。
・大谷翔平選手の伝説的パフォーマンス:次戦での先発も控える中、この試合だけで2本塁打を含む9打席連続出塁という驚異的な結果を残しました。
・ブルージェイズの攻防:打線の中心であるGeorge Springer選手、Bo Bichette選手、Alejandro Kirk選手を下げて勝負に出るなど、監督のギャンブル的な采配も垣間見えました。
そして、この試合が18回までもつれた最大の要因は、両チームのミスの少ない、光る守備でした。
・珍プレーからの好守:Dalton Varsho選手が四球と三振を勘違いし、一塁ランナーのBichette選手が飛び出しアウトになるという珍しいプレーもありましたが、これはキャッチャーのWill Smith選手と投手のTyler Glasnow選手による冷静な判断が光ったナイスプレーでもありました。
・ 守備ハイライト:まさにワールドシリーズにふさわしい超一流の守備が随所に見られました。
1戦目に満塁ホームランを打ったAddison Barger選手の98.5マイルの完璧なバックホーム
Vladmir Guerrero Jr.選手の周囲を見た強肩プレー
Tommy Edman選手のスライディングからのリカバリー
ただ、ブルージェイズにとっては、ちょっとしたミスが多かったです。10回では次が主砲のGuerrero Jr.選手の打席にもかかわらず3塁コーチャーの無理のあるホームインの判断ミスは敗因の一つとも考えられます。
歴史に残る死闘となったワールドシリーズ第3戦。この熱狂はシリーズの行方にどんな影響を与えるのでしょうか?
次の試合も目が離せませんね!


